文明発達による弊害。文明病とは?
昨日、鈴木祐著書「最高の体調」を読んだ。
その中で使われているボム・ムーアヘッド氏のエッセイ「現代の矛盾」の一部
「私たちは、長大なビルを作り上げたが、いっぽうで気は短くなった。道路を広くしたわりに、視野は狭くなった。お金を使っても身につくものはなく、ものを買っても楽しみは少ない。家は大きくなったが、家族との関わりは小さい。専門家が増えても、それ以上に問題も増えた。薬は増えたのに、健康kな人は減った。私たちは酒を飲みすぎ、タバコを吸いすぎ、時間を無駄に過ごし、少ししか笑わず、毎日を急ぎすぎ、怒りすぎ、夜更けまで起きすぎ、目覚めたら既に疲れている。」
わかるわ〜。と共感する人は多いだろう。
蛇口をひねれば水が飲める。 コンビニに行けば大抵の物は買える。スマートフォンを使えば何処でも多くの情報が得ることができる。
日に日に便利になる生活に何故不満になるのだろう。毎日仕事に追われ家に帰れば風呂に入り寝るだけ。こんな人生にいつからなったのだろう。
そんな現代人の持つ様々な問題は「文明病」が原因だと本書では語られている。
そもそも「文明病」ってなに?
「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味します。
と本書では書かれている。
例として肥満が挙げられており、アメリカ疾病管理予防センターのデータで
1950年代の肥満率は10%以下に対し、2010年代は35%まで跳ね上がっている。
1900年以前になると肥満そのものが珍しかった。ペリーが来航時、力士を見て驚いた。と言うのも納得できる。
では、何故肥満が増えたのか?
人類は600万年の間狩猟民族だった。いつ食料が手に入るのかも決まっておらず、食べられるときに食べておく。そして脂肪として蓄え、飢えをしのぐ。と言う進化をしたのだ。
そのためカロリーの高い食事を好むようになった。
しかし、現代の日本では、文明の発達で飢えるほど食料に困ることなど早々にない。それでも食べ続けるのだ。文明は発達してもそれに適用する体ができていないのだ。
ならどうすればいいのか?
その内容については是非本書を読んでいただきたい。
肥満を例としてあげたが他にも、腸内細菌と仲良くするには。
ストレスによる悪影響、ストレスと付き合っていくには。
遊びを取り入れることで仕事の効率が上がる。などここを改善すると良いよ。とアドバイスを得られる。
スマホの壁紙を自然にする。抗菌グッズを使わないようにする。と今すぐ行えることも多く少しずつ生活の改善をすることができる。
私もインターバル設定などを活用して、仕事や生活の質、効率を改善している真っ最中だ。
しかし、察しの通りブログの質は今のところ改善されていない。